今私たちが出来ること
私たちは地域の身近な方々に色の楽しさや、奥深さを伝える為にNPO活動をしていますが
理事である長先生が『私たちが出来ること』を教えてくれました。
一部転載させていただきます。
『震災直後から、カラーの専門家として「今できること」を考えていました。
しかし、なにぶん無力である上に、しかも被災地とは遠い所を居所としています。
そんな中で、不要な電力や労力、費用を必要とせず、色で気持ちを前に向ける事を考えました。
我々の国の慣習に限らず、今回のような大惨事に際しては(犠牲者も多数出ています)喪に服する意味で、黒や華美でない色の着衣を選ぶのが常識です。
しかし、この黒や暗く沈んだ色は、実際に不安の中、悲しみの中にある方々にとっては逆に負担になったりするケースが報告されています。
もちろん、色を捉える感覚は画一的ではありません。
しかし、特に太陽光に近い黄色は、人々の大きな意識転換にも有効と言うデータも上がっています。
思ってみてください、夜の闇の中で見つけた人家の灯火は何より心をなぐさめ、勇気をくれます。
ぜひ、明るい色が、日本に住む我々の心を少しでも明るく前に向けてくれる事に貢献できれば幸いです』
地震、津波に続き降雪、放射能と広がる被害に胸が痛みます。
国内だけでなく、国外からも励ましの言葉や義援金が送られ、
気持ちはみんな同じと感じます。
生かされている私たちが出来ること・・そのひとつに明るい色を着けること。
今日はパステルブルーを選びました。
明日はやわらかい黄色を着けよう・・
今からクローゼットを開けてみたいと思います。